消化器内科の主な検査
内視鏡検査 (胃カメラ) |
鼻から入れる胃カメラ(経鼻内視鏡)を使用しております。 内視鏡が舌根部に触れることなく消化器に到達するため、嘔吐感はほとんどありません。鼻腔内には麻酔剤を塗布するため鼻の痛みもありません。 |
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血液検査 | 血液検査は、採取した血液の成分を検体検査装置にかけ、自動的にさまざまな種類の検査に振り分けられます。 自覚症状が出る前に疾患を発見したり、今後起こりうる発症を予防する事ができます。 |
平日:08:40~12:20・16:00~19:00
土曜:8:40~12:20
休診日:土曜午後・木曜・日曜・祝祭日
当院の消化器科では、食道・胃・十二指腸・肝臓・すい臓などの病気に対する診断と治療を行っています。ピロリ菌感染症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、食堂がん、胃がん、大腸がん、肝炎など、さまざまな病気に対する、検査や治療をを行っております。
内視鏡検査 (胃カメラ) |
鼻から入れる胃カメラ(経鼻内視鏡)を使用しております。 内視鏡が舌根部に触れることなく消化器に到達するため、嘔吐感はほとんどありません。鼻腔内には麻酔剤を塗布するため鼻の痛みもありません。 |
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血液検査 | 血液検査は、採取した血液の成分を検体検査装置にかけ、自動的にさまざまな種類の検査に振り分けられます。 自覚症状が出る前に疾患を発見したり、今後起こりうる発症を予防する事ができます。 |
のどの下から胃の入り口までの間のどこかにできる発生する悪性腫瘍です。
食道がんになる8割は胸部の食道に発生し、特に60歳代、70歳代の男性に多い病気で、長年にわたってアルコールやたばこの習慣があったり、熱いものや辛いものを好んで食べる人に多くみられるといわれています。進行は早く、周囲への臓器やリンパ節への転位も起こります。食道がんは、早期のうちに発見されれば、ほとんどが完全に治癒します。
早期発見には、年1~2回の定期検診が不可欠で、特に喫煙や飲酒などのハイリスクのある人は、定期的な検診を受けることが大切です。
胃がんとは胃粘膜から発生する悪性腫瘍です。
がん細胞外壁の粘膜下層までで止まっているものを早期がんといい、それよりさらに浸潤したものを進行がんといいます。
最近では、集団検診や人間ドックの普及で、胃がんの早期発見、治療が可能となり治癒率も早期がんでは95%以上の好成績をおさめています。
また、胃がんは胃の内腔に突き出る場合が多いのですが、まれに胃壁をはうように広がり、高度に繊維化するスキルスがんがあり、若い女性に多くみられます。
この場合、早期発見が難しく、発見された時は手遅れということもあります。
大腸にできるがんには結腸がんと直腸がんがあり、肺がんと並んで、増加傾向が著しいがんです。毎年約6万人が罹患し、近い将来胃がんを抜くとの予測もあります。盲腸や上行結腸など、直腸から遠い部位に起きるがんは症状が現れにくく、発見が後れる傾向にあります。食物繊維が少なく、動物性脂肪の多い欧米風の食事が大腸がんの発生と関連があると考えられています。
胃液が食道へ流れ込み(逆流)、食道の粘膜に炎症(びらん)を生じた状態を逆流性食道炎と呼んでいます。食道と胃の境目である噴門部の括約筋が緩むことにより胃液が食道へ逆流しやすくなります。筋力が低下する高齢者に多く発症する病気とされていますが、若い人にも多くみられます。
胃粘膜の一部が内側へ向かって隆起し、キノコ型や山型などの突起になっているものを胃ポリープといいます。殆どは良性ですが、まれに悪性、すなわち胃がんの一種とされるものがあります。
狭義にいう胃ポリープは良性のものだけを指し、それに対して、悪性のものはポリープ状がんと呼んで区別することもあります。
原因は不明ですが、胃粘膜に炎症性の異常が起こったあと、それが自然治癒する過程で、粘膜の細胞が過剰に再生され、そのために生じるものという考えもあります。一般的には無症状で、胃X線検査や内視鏡検査で見つかる場合が多くなっています。
胃の粘膜に起こった欠損が、粘膜下の筋層にまで達する病気です。
一般に健康な胃では、胃液の消化作用で胃の内壁がおかされることがないように、胃の粘膜の表層には粘液が薄くかぶさっています。これら二つのバランスが崩れると、胃液が胃の壁も消化してしまい、潰瘍ができることになります。
さらに胃の中でヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染があれば、さらに容易に潰瘍ができることになります。また、喫煙・アルコール・コーヒーなどの生活習慣や職場での対人関係・ノルマ・過労などの環境なども発症の誘引となります。主に食後にみぞおちのあたりにシクシクとした痛みを覚えますが、食事と関係なく痛んだり、夜間に痛むこともあります。
胃液が十二指腸の内側の粘膜を消化することで粘膜より下の層に欠損ができた状態です。十二指腸潰瘍の場合は、とくに胃の働きが活発で、胃酸の分泌量が多い人によく起こります。胃潰瘍は高齢者にもみられますが、十二指腸潰瘍は20~30歳代の若い人によく起こります。
胃潰瘍と同様で、胃酸やペプシンなどの胃粘膜と、粘液や粘膜血流のバランスが崩されて引き起こされます。これにはストレスが関与しているほか、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)との関係も指摘されています。
肝臓に慢性の炎症が持続するものが慢性肝炎ですが、急性肝炎が半年以上続いているものは慢性の肝炎とみなされます。原因は殆どが感染した肝炎ウイルスに免疫反応がかかわってくるものです。代表的なな慢性肝炎はB型・C型ウイルスが起こします。なおA型急性肝炎は慢性化しません。慢性肝炎では徐々に肝臓が破壊されていくため自覚症状が出ないことがほとんどです。
B型肝炎ウイルスに感染し、症状が現れないでいる人をB型肝炎ウイルスのキャリアといいます。 殆どが2、3歳までに母親などからB型肝炎ウイルスに感染したものですが、徐々に症状が現れてきたものがB型慢性肝炎です。10歳代くらいから発症することが多い病気ですが、3歳以上で感染した場合はほとんどが急性の経過をたどり、慢性に移行することはありません。急に悪化しないかぎり黄疸などは現れません。 しかし、経過が長くなると肝硬変に移行して、ときに肝臓がんが発生する場合もあります。多くが数年で安定化しますが、炎症が高度であったり、長期化して、肝硬変へ移行する可能性があれば、インターフェロンなどの抗ウイルス剤、ステロイドホルモン剤を使用します。
C型肝炎ウイルスの感染が続くことで起こりますが、過去に輸血を受けたことがある人に多くみられます。 一度慢性化すると、自然にウイルスが排除されることはありません。 徐々に悪化していく率はB型よりも高くなっています。患者の約4割は、感染後20~30年前後で肝硬変に移行し、そのうち7割~8割の人はさらに進行して、肝臓がんという経過をたどります。患者数は男女ほぼ同数で、B型慢性肝炎の2~3倍いるとされています。C型慢性肝炎の治療はインターフェロンが中心となります。血液中のC型肝炎ウイルスの量が多い場合は、抗ウイルス薬のリバビリンの内服を併用します。
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